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推し、燃ゆ(おし、もゆ)
更新日
2021年8月2日 15:00:00

発行日
2020年9月
作品概要
宇佐見りんの2作目の長編小説で、第164回(2020年度下半期)芥川龍之介賞を受賞作品。綿矢りさ、金原ひとみに次ぐ歴代三番目の若さ(21歳)で受賞し、2021年本屋大賞の候補にもなっている。
ポイント
・現代小説で、文章は平易で読みやすい。
・「推し」とはアイドルグループの中で自分の一番のお気に入りのメンバーのことを言います。
・この作品は主人公の女子高生あかりの「推し」への思いがひたすら綴られた作品です。
・2020.9.10発売。
・kindle 1386円 単行本 1540円 2021.3.28現在
・作者宇佐見りんは1999年静岡県生まれ、神奈川県育ちの大学生。2019年に『かか』で文藝賞を受賞し、2020年、同作品で三島由紀夫賞を最年少で受賞。第44回野間文芸新人賞候補にも選ばれた。
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あらすじ
主人公のあかりは16歳の女子高生です。男女混成アイドルグループまざま座のメンバーの上野真幸が推しです。推しのプロフィールから、好きな食べ物まで事細かにノートにメモし、
推しに関する情報はブログで公開するほど。CDは観賞用、保存用、貸出用の3セット買い、バイト代はすべて推しのために費やされる。彼女にとって推しは自分の背骨のようなものなのです。そんな彼女の推しがある日、ファンを殴ったという噂からSNSで炎上してしまいます。少しずつ推しが彼女にとって追 えない存在となっていく、そんな過程が彼女の心理描写を中心に描かれていきます。
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